権限委譲の目的とは何か

「あなたは他の人に仕事を任せましたか?」私は尋ねた。
彼女は頷いた。
「はい。あなたが何を言いたいのかは分かりますよ。私は自分の手から仕事を手放さなくてはならないのは分かっています。」
「あなたは、なぜこのプロジェクトを選んで人に任せたのですか?」
「あなたが、何かを選べと言ったからですけど。このプロジェクトは1時間もかかるものだからです。私は管理職としてこれを他の人に委任できます。そうすれば自分の1時間を節約することができます。」
彼女は説明した。
「あなたは、時間を1時間節約したいから他の人に仕事を任せたいんですね?あなたは1時間と1時間を交換したんですよ。それは1対1で”てこの作用”効かせようとしているのに過ぎないのです。それって、充分じゃないでしょう。」
私は挑戦的に言った。
彼女は眉をしかめた。
「充分ではないとはどういう意味ですか?どうやったら1時間とそれ以上の時間を交換できますか?」
「もしあなたが人に仕事を任せる目的が時間を節約することだけだったら、あなたはいつまでたっても1時間と1時間を交換することになるでしょう。あなたは、1時間で10時間もの生産性を成し遂げることもできるんですよ。
「1時間を10時間に?どうしたらそんなことが出来るんですか?」
「権限委譲は協力な時間管理の道具ですが、同じように人を育成する道具としては最も重要なものでもあるのですよ。あなたの目的が時間を節約することでなく、人を育てることであったら、管理職としてあなたが持つテコをどのように働かせたらよいでしょうか?あなたはチームメンバーの一人の為に1時間を費やし、お返しとして10時間分の生産性を返して貰えるのですよ。」

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